ザ・ファブル9巻 感想 ※ネタバレあり




あらすじ

“寓話”という意味をもつファブル。だいぶ一般人とズレた“殺しの天才”が、大阪のどこかの町の片隅にひっそりと一般人として生活に馴染もうとしている──。殺しのプロとして“一般人”になりきる一人の男の物語!

そして、今回の佐藤と対立する詐欺集団のボス、宇津帆(ウツボ)のセリフが印象的な

ザ・ファブル9巻

過保護は良い!
この上ないカモになる。
平らな道でも転ぶ子ども・・・
危険な遊び・・・
競争を知らない子ども・・・
傷つくこと・・・
思い通りにいかない事・・・
そういうのに免疫のない子どもをもっと増やそうじゃないか!

 

良質な薬も服用しすぎると毒になる。

どれだけ、体によいとされている

薬でも容量を間違えてしまえば

体に害を与えます。

最近の研究では

菌やウイルスに過度に反応し、

潔癖すぎると逆に抵抗力や免疫力が落ち、

病気や怪我に対して弱い体になってしまうとがわかっています。

ウツボがターゲットにしているのは

過保護に育てられている金持ちの家庭で育った子ども。

そんな子どもに目をつけ、大人になるまでず~~~っと待ちます。

そして、過保護に育って、

なんでも自分の思い通りに生きてきた

見た目だけは大人になった子どもを

社会的に又は暴力で陥れ、

親から大金をだまし取るのが

主なお仕事。

そのウツボのセリフの一つがこちら

知恵と工夫ができない子供がそのまま大人になったら
良いビジネスになる。

そんなウツボの次のカモはなんと、

佐藤の職場の同僚である、貝沼。

貝沼はミサキへのストーカーがウツボにバレてしまい、

ミサキを襲おうとします。

そんな貝沼は過保護に育てられ、

自分の思い通りにいかない事があると

自分を正当化するためにこのように考えています。

同僚が、社会が、世の中が悪い

 

ファブルに忍び寄る殺し屋

前回佐藤が襲われたときより

レベルの高い殺し屋、鈴木。

鈴木もウツボの詐欺集団の一員で

戦闘要員。

佐藤の情報交換のために

前回、佐藤があっさり倒した

二人の殺し屋に会います。

しかし、途中で交渉は決裂し

銃撃戦になりますが、

鈴木は息を切らすことなく

散歩するかのようにその二人の殺し屋を始末してしまいます。

 

まとめ

ザ・ファブルでよく出てくるキーワードの一つである

「知恵と工夫」

その言葉を今回は悪役である宇津帆(ウツボ)が使っていました。

例えば、自転車に補助輪無しで乗るために

転びながらも練習してやっと乗れるようになった人がほとんどのように

誰もが失敗しながら、失敗しないやり方を学んで行きます。

ですが、親に失敗する機会を奪われると

失敗したときの対処がわからない

子供のような大人になってしまいます。

詐欺師にとっては知恵と工夫が養われていない

子供のような大人は、とても魅力的なカモです。

そういう過保護な親に対する皮肉の意味が込められた内容でした。

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