フラジャイル1巻 【感想】※ネタバレあり 




ドラマにもなった、初めて病理医を題材とした漫画、フラジャイル!

【病理医】
生検や病理解剖などを行って病気の原因過程を診断する専門の医師

主な登場人物はこちら

主人公の病理医:岸

技師の森井

新人医師の宮崎

(原作:草水敏・漫画:恵三朗『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』1巻)

病理医とは治療の起点となる医者

原作:草水敏・漫画:恵三朗『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』1巻117p

どこかが痛い、苦しい。

外傷はなく病気になったときに

原因を究明するのは昔はとても難しいものでした。

しかし、今はX線やCTなどの医療機器の発達で切ったりせずとも

どのような病気かはある程度わかることができます。

ただし、最も正確で確実なのは原因だと思われる細胞を取って

顕微鏡で診る生検です。

そして、その生検から治療の方針が決まり治療計画をたてます。

そう、最初に治療方針を間違えてしまえば、治せる病気を治すことはできません。

そんな責任のある役割でありながら、普段知られることのない医者が

病理医です。

患者と関わることはめったにない

原作:草水敏・漫画:恵三朗『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』1巻 114p

 

ある患者の治療方針に違和感を感じた岸は

徹底的にエビデンス(証拠や事実)を集めて

間違った、治療方針を正しい方向に変えました。

病理医、岸が技術と時間をかけて行ったことですが

患者は自分の罹った科の先生のおかげだと思います。

そんな、患者に感謝されることもなく責任は重い仕事なので

病理医を志望する医学生はいつも少ないそうです。

病理医は現場を知らない頭でっかちな医者と揶揄する人もいるなか

病理医、岸はどのようにして、どのような動機で

一流の病理医になったのか、病理医になると決めたのか

とても気になります。

末期がんと緩和ケア

末期がんの小早川

末期がんの患者である小早川は

全てを諦めていました。

全身にがん細胞が転移してしまい、

打つ手がないため緩和ケアにいきます。

そんな中、森井と知り合います。

本当に死を待つだけでいいのか?

まだ、やれることはあるんじゃないのか?

そんな葛藤を抱え思いをぶつけます。

原作:草水敏・漫画:恵三朗『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』1巻194p

 

余命宣告をされたら、諦めたほうが

楽かもしれません。

なぜなら、やりたいことをやろうとしても

結局、自分の思い描いた通りになる

見通しが立たないので期待しただけ、傷ついてしまいます。

ただ、それはガンであることや

ガンでないことは関係あるのでしょうか?

例えば病気でなくても、病気であっても

人は何かしらの理由で死ぬことは決まっています。

不慮の事故にあうかもしれませんし、

もしかしたら通り魔に刺されるかもしれません。

自分が直面した運命を変えることはできることはできません。

しかし、それに対して自分がどう選択するのか

は自分自身で選ぶことができます。

諦めるのか

諦めないのか

そして、最後に選ぶのは自分自身ですが

誰かと悩みや葛藤は共有できます。

小早川は森井や緩和ケアの医者との

やりとりを経てどういう選択をするのか?

是非、ご自身の目で確かめて下さい!

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